2005年10月10日

社会見学IN冥土喫茶

キムが言い出す。

「俺昨日の段階で降りたかったんだよねぇ。あの駅に。」

クールな武士が後に続く。

「俺も行ってみたい・・・・」

ボクもそれを聞いて

「よし、じゃあ行くしかないな。なんつうか喉渇いてるし!!」

それは研修会が終わった直後。

時間は4時を過ぎていた。

「なあ、いますぐ行くんだろ??ヒズ。」

多少片言ではあるが上手に日本語を話すキム。

「もちろんさ。」

とボクが返すと

「もちろんさ。」

と武士も合わせる。

人事の人に

「すぐ帰るの??」

という質問におどおどしながら一同答える。

「もちろんさ。」

足早に研修先を後にし、そそくさと駅に向かう。

途中何人か内定者の知り合いに会い

「お前らも今から飲みに行かねぇか??」

と言われても

「いや、いい。」

と軽く答えその場を立ち去る。

喉は渇いたし、飲みにも行きたい。

でも、うちら3人の決意は固かった。

駅。

多くの人が行き交う場。

ボクら3人は切符売り場で立ち止まる。

「えぇーと」

と言いながら路線図を見ていると後ろから声が。

「東京なら180円だぞ。」

振り返ると同じ仙台内定者の方だった。

一同は答える。

「いや、東京駅ではない。」

彼は言う。

「そうか、新宿辺りでもいくのかい??」

一同は答える。

「もちろんさ。」

電車。

キムが切り出す。

「やっべーなお茶ノ水通り越したから次で降りないとな。」

武士とボクが答える。

「うわーほんとだいつの間に。こりゃ降りないと。」

お茶の水の次で下車。

「せっかくだから。」

と3人は声を高らかに合わせ街へ進む。

日本一の電気街というだけあって

電気関連のお店が本当に多い。

パチ屋は「萌えるパチ屋」と銘打って

イルミネーションが目を引き外人さんも多い。

本来ならば電化製品好きのボクはゆっくり回りたかったが

他の2人の闘気がそれを許さなかった。

日本一の電気街にそれはあるという。

でも、なぜだ??なぜだか見つけられない。

ひたすらにひたむきに3人は歩きつづけた。

でも見つからない。

キムが突如アクションを起こす。

「すいません・・・・喫茶ってどこにあるんですか??」

ハゲたリュック背負った「それっぽい」おっさんが

やさしく教えてくれた。

キムは中々やる男いや「漢」だ。

おっさんが言う通りにまたうちらはさまよい歩く。

キムが言う。

「おい、あれじゃないか??」

ボクと武士は近づくまで気づかなかった。

そこにあったのは

「メニュー掲示板」だった。

キムは数十メートル先からこれを発見したのだった。

この韓国人こういう時だけやたら目が良い。

メニューを覗く。

普通だ。一見すると普通だ。

でも、地下に伸びるその階段の先を照らしてる

ブラックライトは余りにも異様だった。

「ここか・・・・・」

武士がクールに言う。

キムが進む。勢いよく進む。

次にボクが続き更に武士が続く。

そこには驚きの光景が。

先頭のキムが言う。

「おい、有り得ないよ。並んでるよ!!」

ボクらは目を疑った。確かに土曜だし、

人がいるのはわかるがなんだこの需要。

探すのも一苦労なのになんだこの需要。

「いらっしゃいませ。」

の声がする。

もっもしやと3人は息を飲みながら店を覗く

その瞬間だった。

「ここは違うな。」

と3人は声を合わせた。

そう、そこはむしろ「家政婦」に近かったのだ。

落胆したが3人はまた歩き出す。

またキムが言う。

「コーヒーが1000円でも良い。極上のサービスが良い。」

武士が続く、

「癒されたいよね・・・・・」

ボクらが求めるものは最初の店にはなかったが

道を聞いたおっさんが「沢山ある」と言っていた事を

思い出し、また電気の街を歩き出す。

そう、かなり歩いたであろうか。

武士が言う。

「あの人達って見かけによらず足腰絶対強い。」

キムとボクも

「間違いない。」

と疲れた現状を表現した。

そうこう言いながら歩いていると

またもやキムだった。

「おっおいあれじゃないか??」

ちょっと興奮しながら指を指す方向には

「カフェ」の文字が。

こいつはホントに目が良いと感心する。

そこはさっきの地下とは打って変わって

雑居ビルの6階。

3人はいきり立ってエレベーターに向かう。

またもや先頭のキムが言う。

「まっまさかこのエレベーターに乗る人全部6階か??」

3人に不安がよぎる。

そこにはエレベーターの到着を待つ人がごろごろいたのだ。

狭いエレベーターにひしめき合いながら乗り込む。

途中何人かは降りたが半分は以前乗車中。

焦りの表情を崩せない3人。

武士が言う。

「こんなにもか・・・・・」

不安は的中した。

非常階段までずらっと並ぶ人・人・人。

6階がお店なのにボクらは4階にいた。

およそ10組は前にいるだろうか。

しかしそんな状況でキムが言う。

「ここなら待つのが苦にならないよ。」

武士が言う。

「今の人奥菜恵似だよね。」

そんな人に

「もうちょっと待ってて下さいね。」

とか言われたら、ダメって言われるのが承知で

階段の右側にいたくもなる。

初めはキムだった。

彼は非常階段の右側にいた。

「お客様左側にお寄り下さい。」

と声をかけられる。キムの顔はもう昇天していた。

次はボクで、更に武士も真似た。

男3人ニタニタしてた午後6時。

順番が来てようやく店内に案内される。

店の作りは意外と普通である。

4人席が8つに2人席が4つ位か。

コンビニを長細くしたような作りだった。

さて、席についた。

ここからがメインである。

みんなワクワクしながら待っていると

「いらっしゃいませ。お水をどうぞ。」

・・・・・・いたって普通だ。

限りなく普通の接客だ。

意外にも彼女達はせっせと働き忙しなく動く。

キムが言う。

「おい、なんだか様子が違うんじゃないか??」

キムが手拭きようオシボリを微妙に落としたりして

巧みにコンタクトを計ったが

「ここはファミレスですか??」

とキムが言ったようにいたって普通の接客だった。

それでも、

「お水おつぎしますね。」

といたって普通のはずの接客が魅惑に感じられたのは確かだ。

またその言葉を聞きたいがために

たらふく水を飲む男が3人ほどそこにいたのはいうまでもない。

武士は言う。

「俺、ここでも十分満足だ。」

ボクとキムも頷く。

メニューもいたって普通で

味もまあまあ美味しい。値段も特別高いというわけでもない。

でも、そこに癒しがあったのは確かだった。

店を出ると3人は

「仙台のも言ってみようぜ」

と言いながら帰路に着いた。

いつかあの店のオーナーになってやると心に秘めたまま。



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posted by ヒズ at 02:30| 宮城 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやー、3人とも「漢」ですね。
自分の頭には、武士と韓国人と坊主が電器店を彷徨ってる絵が浮かんできました。
東京に住んでおきながら、一度も行ったことないんですよね、冥土喫茶。
これ読んで、行きたくなりました。

奥菜恵が好きなので。
Posted by the Arch at 2005年10月10日 04:34
最初に行ったメイド喫茶には市原悦子でもいたのでしょうか。気になるところです。
ヒズさんがメイド喫茶のオーナーとなる日が来たら私の店とライバル関係になるかもしれません。
でもあたし負けない!!!
Posted by 椿 at 2005年10月10日 09:37
>the Archさん

行かなきゃ!!行かなきゃだめですよ。
あそこにはほんとにあれな世界がもうもうと
広がってましたよ。あっあと一人で来た人も
結構きてたので一人カラオケのthe Archさんなら
行けるはず。いや逝けるはず。
Posted by ヒズ at 2005年10月10日 21:51
>椿さん

いや、若いんですよ。
でも、冥土ではなかったですねぇ。えぇ。
森三中の村上に似てた・・・・・・

ライバル登場ですか。
こちらこそ負けませんよ。
こっちは女対象の冥土喫茶作りますから。
椿さんなんかはまりまくりますよ。
眼鏡の男の子いっぱい用意しちゃいますから。
Posted by ヒズ at 2005年10月10日 22:01
メイド喫茶ですか、、、僕はまだ一度もメイド喫茶というものにいったこと無いのですが、どのような感じでしたか?

あ、チャットの件では色々ご丁寧に教えていただき本当にありがとうございました。またリンクの件ですが張らせていただいたのでご一報にあがりました。どうかこれからもよろしくお願いします。
Posted by まれ男 at 2005年10月10日 22:09
>まれ男さん

かなり良かったですよ。今回行ったところはなんもそれっぽいことは
なかったですがなんでしょうね
「メイドの魔力」でしょうか。
かなり素晴らしかったです。

リンクありがとうございます。
HMV東北支部代表として頑張ります。
Posted by ヒズ at 2005年10月10日 22:20
☆ヤンキー日本を変える☆
のカズマです(^^)
素晴らしいブログですね。これからもちょくちょくお邪魔させてください(^^)
http://ameblo.jp/cazumach/
Posted by kazu at 2005年10月10日 22:32
>kazuさん

コメントありがとうございます。
また来てくださいね。
Posted by ヒズ at 2005年10月11日 11:32
うちの弟、萌え好きで、こないだ「メイド喫茶行ってきた〜〜♪」って萌え萌えしてました。

先週の河北ウィークリーかなんかで「仙台萌え特集」ってのがやってて、そこにメイド喫茶の店員さん(ハート)って写真載ってたけど、怪獣でしたよ??

いいんですか?あれで?
あれで萌えるんですか??

また仙台、三大ブ●都市で有名になっちゃいますよ?

なので、ヒズさんが店を構えるときは店員さんは厳選してくださいね。
Posted by きょんこ1210 at 2005年11月10日 10:58
>お帰りなさいませきょんこ様

家政婦ならまだしも
怪獣ってwwもはや人科じゃないですね。

ダメです。ダメダメです。
怪獣じゃあそっち系の人しか萌えません。
三大●ス都市ならまだしも
”怪獣の住処仙台”とか言われそうです。

ボクの友達が今度卸町の方にできる
巨大ゲームセンターでバイトすることが決まったんですが
そこでメイド服着れる人も募集してたみたいで
友人もよろしかったらって声かけられたそうです。
友人は断固拒否したんですが、ボクが

「いくらなら着る??」

って聞いたら

「時給300円アップなら」

って言ってました。
それでメイド要員が確保できるなら安いもんですよね。
話ではメイド服が着たいがためにそこのバイトに
来る人もいたそうですよ。
Posted by ヒズ at 2005年11月10日 13:53
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