2005年09月07日

ザマハ!!

今日も学校だ。

くだらない毎日だがそれでも普通に生きるためには

学校に行くのも仕方がない。

「ちょっとーヒロ君??タカシ君がもう来てるわよー」

今日もいつも通りの一日になりそうだ。



「ぐわはー。ヒロまだ寝てるみてーだよーん」

「いちいちうっさい奴だお前は。」

「ぐわー。また怒られた。今日は一段と不機嫌だなヒロ。」

「いつも俺はこんなんだ。お前の馬鹿よりかはマシだろ。」

「ぐわー。俺は馬鹿でないぞ。アホだーグフフフ。」

「・・・馬鹿でアホだお前は。」

「そんな事言ってると遅刻しちゃうぞーグフフフー。」



先生は偉い。

そう思ったほうが学校では生きやすい。

友達は知人。

そう思ったほうが相手のためだ。

タカシは馬鹿でアホ。

そう思うのは世の中の常。

学校で何かを学ぶのは普通の生活を得るため。

高校にすら来ないやつは普通じゃない。

だから俺は学校へ行く。

普通が一番であり普通に生きるのが一番楽だから。



「お前らもう3年なんだ。ちゃんと自分の進路位決めてるんだろ?

 川嶋お前はどこに行こうと思ってるんだ?」

「私は国立大を目指してます。将来は医者になる事が夢です。」


川嶋・・・うちの高校きっての優秀生。

性格は超前向き。俺なんかとは一生喋る事がないだろう。油と水みたいなもんだ。


「ヒロは将来なにやりたいか決めてるんかぁ??」

「お前に心配されなくてもちゃんとやれるさ。

 俺は普通だからな。それなりの大学行って
  
 それなりの会社に入って、それなりの生活をするさ。」

「ヒロいっつもそればっかだな。それじゃあ何も面白くないぞ。グフフフ。」

「お前は何やっても楽しいんだろうな。この幸せものが。」

「おぉ。珍しく褒めてくれたグフッグフッグフフフ。」

「褒めたんじゃねぇよ。」


そう俺は普通が一番好きだ。

普通こそが生きるための必須条件。

だから俺は普通に生きてやる。



帰っても特に何もする事はない。

成績は良くもないが特別悪いというわけでもない。

だから特別に勉強するわけでもない。

帰ってすることと言ったら

寝る。ゲーム。位だ。

いたって普通だ。



「ヒロ君?ちょっと下に降りてきてー。」

うちの親が俺を呼ぶとは珍しい。

俺は誰にも迷惑をかけずに生きているから

何か親が俺に言う事は滅多に無い。

「ちょっと座って。」

「忙しいんだから早くしろよ。うん?親父もいたのか・・・」

「ヒロ学校はどうだ楽しいか?」

「・・・まあ。」

「そうか。お前の事だ。将来についてもちゃんと考えているんだろう。」

「・・・まあ。」

「大学も考えているんだろ?」

「・・・まあ。」

「うん。お前のことは信頼してる。」

「あのさあ、俺時間ないんだからさっさと用件を言ってくれ。
 
 お袋もさっきっから黙ってよぉ。何なんだ?」

「・・・実は私達離婚しようと思って。」



大丈夫。離婚してる家族なんて一杯いる。

まだ普通だ。







つづく。







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posted by ヒズ at 01:58| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | リアリティ小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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