2005年12月05日

ザマハ!!〜其の四〜

ザマハ!!は不定期連載小説です。

其の一を見てない方はこちらをどうぞ。

其の二を見てない方はこちらをどうぞ。

其の三を見てない方はこちらをどうぞ。







親は消えて

変なのが増えた




「・・・・・・」

「何??」

「・・・・・・」

「何黙って見てんのよ。」

「・・・・・・」

「おかしい奴。ねータカシ。」

「グフフフ。おかしい言われてるヒロ。」

「なんで。なんでお前またいんだよ。」

「んん??良いじゃないタカシは友達でしょ??」

「タカシじゃねぇよ。お前だよ川嶋。」

「ハッハッハ。固いこと言うな。ハッハッハ。」

「週五でここに来てんだろ。」

「ハッハッハ。固いこと言うな。ハッハッハ。」

「いいじゃないかーヒロー川嶋いてもさー」

「お前は黙ってろよ。」



黒髪で清楚

頭が良くて大人しい

川嶋


赤髪で

煙草をスパスパ

杏子


二人合わせて川嶋杏子


なんだってさ。

なんだってさ??

あぁ意味がわからねぇ。

初めてうちに川嶋が来てからというもの

ほぼ毎日のようにやってくる。

オマケにタカシとも妙に仲良くなっちゃって

今も目の前でゲラゲラ笑ってる。



「ほらほらタカシ見てみて。」

「グフフフ。」

「まーたヒロ君が考えてる。」

「考えてる考えてるグフフフ。」

「・・・・・・うるせーなー。」

「ひーヒロ君が怒ったー。」

「なあ川嶋ー。」

「なになに。また小話か。小話してくれんのか??」

「小話じゃねぇよ。」

「なに勿体ぶっちゃってー。よっこの小話大王。」

「だから小話じゃないし、大王でもないってば。」

「じゃあなによ??」

「なにってお前いったい何なんだよ。」

「なにがー??川嶋杏子ですがなにか?」

「いや、それはわかってるって。

 なんなんだこの学校と今のギャップは。

 中身はともかく見た目も変えて。

 髪なんてなんでズラなんだよ??」

「だからいってんじゃーん。」

「いいから言えよ。」

「だからー。」

「だから言えって。」

「ひ・み・つ。」

「なんなんだよお前は。タカシも何か言えよー。」

「グフフフ俺川嶋好きだぞーグフフフ。」

「ほら、タカシもそう言ってんだし良いじゃない。」

「よくねぇよ。そもそもなんでうちにいんだよ??」

「だから前から言ってんじゃん。」

「ちゃんとした理由をいえよ。」

「だからー。」

「だから??」

「好き。ヒロ君すきーすきすきー。」

「ふざけんのも休み休みにしてくれ。」

「ふざけってないってば。」

「わかった。わかった。

 そこはふざけてるとわかりながらもお前に譲ろう。

 じゃあなんで俺のことが好きなんだ??」

「好きに理由なんていらないの。

 ヒロ君すきーすきすきー。」

「お前頭良いんじゃなかったのかよ。」



兎にも角にも変人住人いや変態住人が増えた。

前からいたタカシよりももしかしたら

もっと変な奴かもしれない。

でも、こいつらといると

親が消えた怒り苦しみ憎しみ寂しさや

今後の不安

今自分の置かれてる現状に怯えること

がなくなった。




「じゃーねータカシー。」

「気をつけて帰れよー。」

「グフフまたねーヒロ川嶋」


 ガチャン


「お前もそろそろ帰れよ。」

「うーん??うん。」

「ってなにお前くつろぎモード入ってんだよ。」

「うーん??うん。」

「泊めないぞ。」

「何もいってないじゃん!!」

「前から言ってるけど泊めるのだけは勘弁だ。」

「たまには泊めなさいよ。」

「たまにはって泊めたことなんてないだろ。」

「いいじゃんいいじゃん。泊めなさいよ。」

「ダメだ。帰れよ。家があるだろ??」

「私・・・今日帰る家がなくて。」

「冗談は程ほどにしろよ。」

「ほんとに・・・ほんとなんだ・・・よ。」

「前もそういって帰ったじゃねーか。」

「ほんとだったら??」

「・・・ほんと・・・だったら??・・・いいから帰れよ。」

「ほんとに・・・かえるいえ・・・なくて・・・」

「なんだよ。」

「・・・・・・」

「何黙ってんだよ。なんで涙目なんだよ。」

「・・・・・・」

「まじ・・で??」

「・・・・ムフ・・・」

「・・・・・・」

「ムフフフフフフ」

「・・・・・・」

「ガッハッハッハ。焦ったか少年よ??」

「・・・・・・」

「焦ったヒロ君も面白いなあ。」

「帰れよ。」

「なによ。何怒ってんのよ。」

「かーお前はいったいなんなんだよ。」

「あっどうも川嶋杏子です。」

「その名前すら危ういな。

 っておい。何ベッド入ってんだよ。おいって。」

「いいじゃんいいじゃん。

 たまには泊めろよ少年。」

「はぁ。もう勝手にしてくれ。」

「おっ折れたな少年。」

「俺は床で寝るから。」

「こっち来れば良いだろ少年。」

「勝手に寝てくれ。」


ふと夜中に目を覚ますと隣に川嶋がいた。

スースーっていうよりもグーグーいってる。

ほんとになにがなんだかわからんやつだ。


「おい。おいってば。」

「うーん??なになにヒロムニャミュア。」

「お前はベッドで寝るんじゃなかったのかよ。」

「うーん??別に・・・グーグー」

「おい。寝るなって。ちょっとは離れろよ。」

「うーん。もううるさいなあ。」

「勝手にしてくれ。」


・・・・・・・・


・・・・・・


・・・・


・・


   
「あーダメだ。落ち着いて寝れん。俺はベッドいくからな。」

「ちょーまーてーよー」

「おい、引っ張るなって。おい。

 わかった。わかったから。ズボンを下げるなおい。」

「ムフフフフ。」



・・・・・・・・・

 
・・・・・・・

 
・・・・・


・・・







「なぁ。」


そう言いながら

俺は川嶋の胸に手を当てていた。

ボタンをプチプチとあけ

俺は胸に顔をうずめていた。

瞬間。


ゴロ


川嶋が背を向けた。



「ヒロ君は自分は不幸だと思ってる??」

「まあ、人より不幸だとは思ってる。」

「ヒロ君は何で生きてるの??」

「さあな。自分の存在証明なんてできないし

 そんなのできたところで何にもかわんねぇよ。

 俺が生きてんのなんてただのオマケだよ。

 一人くらいオマケがいたっていいじゃねぇか。」

「自分で自分が不幸になったと思って
 
 自分が人より不幸だと思って

 この先どうなるかなんてわかんないし

 この先どうなるかなんてわかんない。

 オマケ人生たまにはこういう事あっても良いしな。

 とりあえずはセックス位はしとかないと。

 そういうのやめてくれるかな。オマケ人間。」

「・・・・・・」

「オマケじゃないよ。ヒロ君は。」

「・・・・・・」

「帰るわ。」

「・・・・・・」




翌日また川嶋がやってきた。



「やぁ少年。元気にしてたか?」

「・・・・・・」

「なんだ少年??元気がないな。」

「・・・・・・」

「腹が減ったのか??」

「・・・・・・」

「今日は少年のために肉マンを買ってきたぞ。

 しかも二つだ。太っ腹の私に感謝しな。

 ほら持ちなほら。さあ、ほら。」

「・・・・・なんなんだよ。二つも。」

「ほらよく見て。君の好きなおっぱいだ。

 ガッハッハッハッハ。」

「なんなんだよ。」

「グフフフフ。ヒロ食わないのかー。グフフフ。」

「食う。」

「おっ少年も食うのか。

 やはり貴様も地球人だな。

 地球人はみな腹が減るからな。」

「なんなんだよ。」




なんだかしらんが


変人達に囲まれ


毎日毎日生きて


よくわかんないけど


楽しく生きてる


これで・・・これでいいのか??





つづく




ランキングです。

続きが気になったら押していただけると幸いです。
posted by ヒズ at 01:56| 宮城 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | リアリティ小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉぉ!!
どうなっちゃうんだ?!
ムフフフって、、、あらあら。。。
Posted by ひよこ at 2005年12月05日 10:03
>ひーよーこー

うぅ。
柄に無く忙しい。
卒論・de・死にそう。
てことで更新は中々できないけど
楽しみにまっててねー☆
それにしても今学校のPC室で
これやってるんだけど斜め向かいの人が
mixiやってる。気になってしょうがない。
Posted by ヒズ at 2005年12月06日 20:31
あ、それは気になるね。
あだるとーなコミュに入っていたら更に要チェックだね。

『柄になく忙しい。』
うん。
ヒズは大抵いつも忙しいと思うよ。
Posted by ひよこ at 2005年12月06日 22:43
>ひよこ。

そんなこと言ってたら
斜め前の人どころか更に前の二人も
やっててさあ。その二人がmixiやってるの
気づいたのか斜め前の人は早々に切り上げてったけど。

いやー忙しいのは慣れてるけど
精神的に追い詰められてるのは珍しい。
まあ、自分で自分を追い詰めてるんだけども。
じゃないとやらないからなあ。
キャパを限界まで使いきりながら過ごしてるから
疲労が激しい。てことで今日も更新はお休みです。
でも、ほんと来てくれてる人に申しわけないから
なんかしなきゃなあ。
Posted by ヒズ at 2005年12月07日 01:56
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